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平成31年の年頭の挨拶

ひだか東農業協同組合
代表理事組合長 谷川 利昭

 新年あけましておめでとうございます。
 組合員の皆様にはご家族お揃いで新年をお祝いの事とお慶び申し上げます。
 昨年は、胆振東部地震をはじめ多くの災害に見舞われ、また春先の低温など農作物の成長にも大きく影響し、自然の力に左右された年でありました。

 軽種馬は、記録的な災害が相次ぐ中、軽種馬市場の総販売額や1頭当たりの販売価格は昨年より減少したものの、売却率が7割を超える状況で北海道市場は購買者も多数来場される等、総じて良好な1年でありました。

 ホッカイドウ競馬については、地震などの影響により開催日が減少する中、販売額251億円(前年比102%)の好成績でありました。
 課題としては、高齢化、後継者問題など労働力不足が問題となっておりますが、外国人労働者への需要が高まる中、関連法の改正を中止し、優秀な人材を海外から確保することが不可欠な状況となっております。

 肉用牛では、主力の黒毛和種の素牛価格が高値で推移していましたが、今年の1頭当たり市場取引価格は766千円で昨年を21千円下回る状況となりました。黒毛和種の素牛取引頭数は1,082頭で販売高では8億6,133万円と昨年に比べ5,325万円減少する見込みです。また、黒毛和種の肥育牛と日本短角牛を含めた和牛全体の販売高では9億933万円を見込み、軽種馬に次ぐ畜産物となっております。

 酪農については、後継者、牛舎の増改築等により増頭を図り生乳販売額は2億1,000万円を見込んでいる状況です。
 当農協管内に於いては、畜産クラスター計画に基づいた「日高東部地区畜産振興協議会」を中心に3年前から、地域農業者の相互連携による作業効率化と収益性の向上を推進し、肉用牛や酪農の振興を図る計画でおります。特に労力負担の軽減と飼養管理技術の改善などを重点的に取り組んでおります。

 水稲は、6月中旬から7月中旬までの低温や日照不足の影響により、平成21年以降9年ぶりに不良となり、作況指数について、北海道は90、日高94で、30年産米の検査状況について、1等米比率は昨年同様全量が100%で、低蛋白の割合が1等米のうち20.2%でした。

 いちごは、夏秋どりいちごの作付けが主力となっており、浦河・様似の両町で44戸が作付けしております。生産量は221トン、販売額は4億4,500万円(うち共同選果を行っている すずあかね207.8t、4億2,400万円)で前年を上回る見込みです。毎年、新規就農者の増加に加え、長年の課題でありました軽種馬からの経営転換もようやく動き出し、軽種馬に偏った農業構造を少しでも変えて行く方向で今後に期待するところです。
 また、29年度に国の産地パワーアップ事業を活用し様似町に整備したいちご共同選果場についても効率よく稼働させ、選果体制を向上させて参ります。

 アスパラについては、夏の低温により昨年に比べ生産量が大幅に減少しましたが、市場取引価格が高値で推移したことにより販売額は1,942万円を確保することが出来ました。一つの要因としては、営農指導の強化と町との連携により生産者の意識向上による結果だと思います。他の作目から比べれば販売額は少ないですが、品質の良いアスパラの生産振興に取り組んでおり消費者からは非常に高い好評を頂いております。

 昨年は4JAの合併問題を協議して参りましたが、この協議が解消されたことから、合併によらず持続ある事業運営を継続するためにJAグループに対して引き続き支援の要請を行っております。
 自助努力による財務改善、あるいは信用事業の信連への移管など、各種の方法を早期に検討して参ります。

 それでは本年も良い年であることと組合員皆様のご健勝を心からご祈念申し上げ年頭の挨拶とさせていただきます。

 

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